side、優





「ー…やば。歌いまくったっけ喉痛くなったし。」




ガタン




マイクのキーンとした音が静かな小さい個室に鳴り響いた。



このまま歌い続けて喉壊したらマネージャーに殺されるな……

俺は、カラオケの機械をテレビに切り替えた。



狙っていたかのように映るー…俺


テレビの中ではいつもの極上スマイル
会場からはファンの大歓声が響く。
ーー…俺、作り笑い得意なんだよな。
ははは…