歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』




あぁ…なるほどね。



「優!!愛ちゃん!早くホテルに入って!!」


そこに、チェックインを終えた小林さんが来て、私達をそそくさと部屋まで案内してくれた。


「あの、隼人君たちは…??」

「今から来るでしょ。まったくもー。あなたたち呼びに行ったら、ファンが殺到してるんだもん。びっくりしたわ。」


あはは…
ですよね~


「それより、はい♪あなた達の部屋のカードキー。」

「あぁ。わかった。」

「じゃあ、夕方になったらビーチまで出てきて。それまで自由時間よ。」

やったあ!!ビーチで遊べるー♪美紀に水着借りといて良かった…。


「おう。」

「優ばいばーい♪」



ガシッ!!!



私が小林さんにくっついて違う部屋に行こうとしたら、優の手が私の肩を掴んでいた。