バタバタッ!ガチャ
『星??!?』
『愛ちゃん…。星、愛ちゃん来てくれたわよ。』
『せ…星…?ねぇ…星!!』
私は、ベットの横で星の手を祈るように握りしめている両親に挨拶するのも忘れて星にかけよった。
『あ…い…?』
『…1人にしないでよ…………。ばか。』
『…愛。やくそ…くしようか。』
『する!!!だからそばにいてよ!!!!』
お父さんもいない。
お母さんさんだって生きてるのか死んでるのかすらわからない姿。
…星まで失いたくないよーー…
『歌って…ずっと……ー。…愛の歌…っは…みんな…幸せに…す…る…から……』
ピーーーーーー
病室には、機械の一定の音が響いていた。

