歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』


「さ、愛ちゃん来たし、メイクしようか。衣装は用意してあるから着替えてね♪」

「はっ…はい!」


愛は、心配そうに俺をちら見した後、メイクさん達に引っ張られるようにつれて行かれた。



「優君、先にピンで撮っちゃおうか。」

「はい。」


カメラマンさんの指示で、俺はスタンバイし始めた。


まぁ、俺の場合はスムーズに撮影は終わったが、まだ愛はメイクをされているので時間が余った。



「なぁ、優君最近凄い良くなってるよ。」

え…。


話しかけてきたのは、さっきのカメラマンさんだった。