「美羽子!起きなさい!」
声をかけられてゆっくり目を開ける。
ママが腰に手を当てて仁王立ちで私を見下ろしていた。
あぁ、これはみっちり怒られるな。
ヨダレを手の甲で拭いながらゆっくり上半身を起こす。
「あんたね…」
ママが口を開きかけた絶妙なタイミングでガラス戸を叩くコツコツ、という音が聞こえた。
振り向くと小さなシルエットが写っている。
まさか…!
私は慌ててガラス戸に駆け寄り勢いよく開ける。
「みっくん!」
淡いブルーのTシャツに着替えた小さな幼馴染が紙袋を持って立っていた。
「ミワちゃん」
私が必死の形相をしていたのか、大きな瞳を更に大きく見開いている。
数秒間二人の間に微妙な沈黙の後「あの…これ」といってみっくんは手に持った花柄の紙袋を差し出した。
「いいの?」
私が尋ねるとみっくんは力強く頷いた。
「ありがと」
受け取って紙袋を開けてみる。
中にはカラフルなビニルの包装紙に包まれた小さなチョコレートがたくさん入っていた。
声をかけられてゆっくり目を開ける。
ママが腰に手を当てて仁王立ちで私を見下ろしていた。
あぁ、これはみっちり怒られるな。
ヨダレを手の甲で拭いながらゆっくり上半身を起こす。
「あんたね…」
ママが口を開きかけた絶妙なタイミングでガラス戸を叩くコツコツ、という音が聞こえた。
振り向くと小さなシルエットが写っている。
まさか…!
私は慌ててガラス戸に駆け寄り勢いよく開ける。
「みっくん!」
淡いブルーのTシャツに着替えた小さな幼馴染が紙袋を持って立っていた。
「ミワちゃん」
私が必死の形相をしていたのか、大きな瞳を更に大きく見開いている。
数秒間二人の間に微妙な沈黙の後「あの…これ」といってみっくんは手に持った花柄の紙袋を差し出した。
「いいの?」
私が尋ねるとみっくんは力強く頷いた。
「ありがと」
受け取って紙袋を開けてみる。
中にはカラフルなビニルの包装紙に包まれた小さなチョコレートがたくさん入っていた。

