「ほ…星一鉄?」
みっくんママがボソっと一言突っ込む、
「美羽子!!」
次の瞬間、ママが目を吊り上げて立ち上がった。
しかしみっくんが自分のお誕生日会に来ないという悲しみと怒りに駆り立てられて私は怯まない。
「みっくんが悪いんだもん!みっくんなんて大っ嫌い!!もう遊ばない!!」
捨て台詞を吐くと、裸足のまま家に向かって脱兎のごとく駆け出した。
今思えば酷い。暴君だ。
幼い頃の私はちょっと感の強すぎるとこがあった。
家に帰った私は泥のついた格好のまま畳が敷かれた一階の客間にゴロリと横たわる。
縁側を挟んだガラス戸から庭に咲いた鮮やかなピンクの秋桜が見えた。
みっくんがお誕生日会に来ないという絶望的な現実に打ちひしがられて、一しきり泣いた後、徐々に後悔の念が湧いてきた。
泥だらけになり、呆然としているみっくんの姿を思い出す。
もうみっくんはみわの顔も見たくないかもしれない。
美しい幼馴染に嫌われたかと思うと一度止まったはずの涙が目から溢れ出す。
再び悲しみ包まれた私は泣き疲れて眠ってしまった。
みっくんママがボソっと一言突っ込む、
「美羽子!!」
次の瞬間、ママが目を吊り上げて立ち上がった。
しかしみっくんが自分のお誕生日会に来ないという悲しみと怒りに駆り立てられて私は怯まない。
「みっくんが悪いんだもん!みっくんなんて大っ嫌い!!もう遊ばない!!」
捨て台詞を吐くと、裸足のまま家に向かって脱兎のごとく駆け出した。
今思えば酷い。暴君だ。
幼い頃の私はちょっと感の強すぎるとこがあった。
家に帰った私は泥のついた格好のまま畳が敷かれた一階の客間にゴロリと横たわる。
縁側を挟んだガラス戸から庭に咲いた鮮やかなピンクの秋桜が見えた。
みっくんがお誕生日会に来ないという絶望的な現実に打ちひしがられて、一しきり泣いた後、徐々に後悔の念が湧いてきた。
泥だらけになり、呆然としているみっくんの姿を思い出す。
もうみっくんはみわの顔も見たくないかもしれない。
美しい幼馴染に嫌われたかと思うと一度止まったはずの涙が目から溢れ出す。
再び悲しみ包まれた私は泣き疲れて眠ってしまった。

