1月



まだ少し肌寒い季節



人肌が恋しくなるこの季節に今僕は恋をしている



僕の名前は東雲 拓海



恋してる相手は学年でも人気の綺麗な女の子



名前は榊原 りおん



りおんとは違うクラスだけど、授業によっては同じクラスになることがあった(習熟度別の授業の時)



今日はもう授業が終わりホームルーム待ち



さっきの授業でりおんと一緒だった僕はりおんの頭の良さに感心していた。



僕「りおんって綺麗だし頭いいしすごいよなー!」



正太「ホンマそれなー!けどきっとかっこいい彼氏おるんやろーなー。」



正太とのいつもの他愛もない会話
正太は同じ野球部の友達で寮では同部屋だ



僕「やっぱ、おるんかなー」



正太「そらおるやろー、イケメンの頭いい彼氏が」



僕「イケメンで頭いいとか勝てねー笑」



実はりおんの彼氏を僕は知っていた。
確かにイケメンで頭いい彼氏だった。



そんな話をしているとホームルームになり先生が入ってきた。



先生「えーっと、明日の推薦入試の手伝い生徒だけどうちのクラスからは伊達と木村と東雲。
お前ら3人にお願いするわ」



僕「嘘やん。せっかくの学校休みで部活も休みやからゆっくりできると思ってたのにー。」



正太「ははっ笑ドンマイやな」



せっかくの休みが潰れると知ってテンションが下がった僕。








〜放課後〜




正太「拓海、部活行くぞ!」



僕「ああ。」



この日もいつものように部活だった。



だいたい夜8時まで練習がある。



部活が終わってから飯を食って身の回りのことをするが、好きなことをする余裕が全然ない。



だから、休みがあれば身の回りのことをして、やりたい事が出来るのにその休みが潰れてしまうなんて。



正太「早く洗濯とか終わらせようぜ!」



僕「正太はいいよなー明日休みだから」



正太「そういじけるなって。明日掃除と布団干しといてやるから」



僕「マジ⁉︎正太ありがとう!」



正太のこーゆーところが良い所!