嫌いな筈なのに…

咲良ちゃんは身体をくねらせたり、いやいや言ってたけど、彩香さんがしっかりと抑えてくれていたおかげでスムーズにおわさせることができた

音を無事に聞けたのはいいんだけど…

音が悪い…

喘息が酷くなっているみたいだ。

それに熱のせいとは別にものすごく顔色が悪い

そう思った俺は咲良ちゃんの目をめくって見た

目の下を見ると真っ白だった。

貧血が出ていることは確実たった。

貧血が酷いことがわかっていたが病気が再発しているのではないかと考えた俺は彩香さんに小声で今から採血するから腕出してしっかり抑えてて貰える?っていって彩香さんからの了承を得て俺は奥の部屋に採血の道具を取りにいった