「っ矢島さん!



市本さんに声かけてたなら言ってくださいよ!」



矢島さんにからかわれていたことに気がつき顔が赤くなる。



「まあ、結果オーライだよ。



良かったね、誘えて。」



「良かったですけど…。」



なんだか納得いかない。



「…さぁ仕事に戻るか。」



そう言うと、矢島さんは何事もなかったかのように去っていった。