「あ、遥。」



オフィスを出ると、そこにいたのは茜だった。



「え?なんで茜?」



私が不思議に思っていると、



「茜。」



そう呼んだのは、上野くんだった。



「え、茜と上野くん知り合いだったの?」



見ると、茜は笑っている。



「え、どういうこと?」



上野くんと茜を同時に見るのは不思議な感じがした。