茜との女子会の料理担当は私だ。 「手抜きサラダと豆腐の厚揚げ。 あとは、面倒だったからスーパーの惣菜。」 残業だったのだから仕方ない、と自分に言い聞かせて料理をはこぶ。 「うん!美味しい! 遥と結婚する旦那さんは幸せなんだろうな。」 「そうかな?」 「こんなにバリバリ働いてて、それでいて家事もこなせるなんて、男の人が放っておく訳がないよ。」 「あとは、遥が好きな人を見つけるだけなんだけどなぁ。」