「そうか?」 浩輔は首をかしげ、不思議そうにする。 「うん。 私、この職場で仕事できて良かったと思う。」 会社のみんなに出会えたこと、何より、浩輔に出会えたことが一番幸せだ。 「そうだな。」 浩輔も同意する。 「…明日の展示場終わったら、旅行でも行きませんか?」 急に思いついて提案する。 「いいのか?」