市本さんは私の手を取って、自分の胸に当てる。



「俺もすごい緊張してる。



遥の前だとなにもかも上手くいかない。



ほんと、俺格好悪い。」



市本さんの心音が触れた手のひらから伝わる。



「…市本さん、好き。」



私がそう言うと、市本さんは少し驚いた顔をする。



「…っ、ほんと可愛い。」



そう言って、市本さんは私の服を脱がしていく。



「…遥、好き。」