クーラーの効いた部屋を抜け、外に出る。
太陽が真上に上がっていて、とても暑い。
愛唯羽は流れるようにホールへと入っていく人をぼーっと見つめた。
「あゆ」
『え?』
愛唯羽はバッと後ろを振り向く。
あゆ、と呼んだ声。
愛しい人の声。
忘れるはずがない。
間違えるはずがない。
確かに、確かに陽太の声だ。
そもそも、愛唯羽のことをあゆと呼ぶのは陽太しかいない。
愛唯羽はキョロキョロと周りを見る。
どこにも陽太の姿はない。
『っ、』
愛唯羽は弾かれるようにホールの中へと戻り、さっきまで見ていた陽太の元に走り出した。
『だよ、ね』
陽太の元に着いた愛唯羽は陽太が先程と変わらず目を閉じてそこにいることにため息をついた。
きっと、陽太のことを思いすぎた結果の幻聴だ。
愛唯羽はそう思い込んだ。
陽太の葬儀はたくさんの人に惜しまれながらも無事終えた。
これから陽太と最後のお別れだ。
「それでは、ご遺族の方はこちらへ…」
火葬は、身内だけが最後の瞬間まで一緒にいれる。
だから、もう、最後だ。
「愛唯羽ちゃん、孝大くん。」
愛唯羽が涙を堪えていると、百合に呼ばれた。
「陽太のこと、最後まで見送ってあげてくれるかな?」
『え、?』
「俺たちも、?」
百合に背中を押され、遺族しか入れない部屋に入る。
そこには陽太を中心として円が出来ていて、陽太の周りにいる人は皆、泣いていた。
太陽が真上に上がっていて、とても暑い。
愛唯羽は流れるようにホールへと入っていく人をぼーっと見つめた。
「あゆ」
『え?』
愛唯羽はバッと後ろを振り向く。
あゆ、と呼んだ声。
愛しい人の声。
忘れるはずがない。
間違えるはずがない。
確かに、確かに陽太の声だ。
そもそも、愛唯羽のことをあゆと呼ぶのは陽太しかいない。
愛唯羽はキョロキョロと周りを見る。
どこにも陽太の姿はない。
『っ、』
愛唯羽は弾かれるようにホールの中へと戻り、さっきまで見ていた陽太の元に走り出した。
『だよ、ね』
陽太の元に着いた愛唯羽は陽太が先程と変わらず目を閉じてそこにいることにため息をついた。
きっと、陽太のことを思いすぎた結果の幻聴だ。
愛唯羽はそう思い込んだ。
陽太の葬儀はたくさんの人に惜しまれながらも無事終えた。
これから陽太と最後のお別れだ。
「それでは、ご遺族の方はこちらへ…」
火葬は、身内だけが最後の瞬間まで一緒にいれる。
だから、もう、最後だ。
「愛唯羽ちゃん、孝大くん。」
愛唯羽が涙を堪えていると、百合に呼ばれた。
「陽太のこと、最後まで見送ってあげてくれるかな?」
『え、?』
「俺たちも、?」
百合に背中を押され、遺族しか入れない部屋に入る。
そこには陽太を中心として円が出来ていて、陽太の周りにいる人は皆、泣いていた。
