「おい!はる!」


「んん...わ!!隼人(はやと)!?」




あたしは眠りから目覚め時計に目をやると

すでに昼休みに入っていた



....うわぁ寝ちゃってた...


実は週末の間ずっと凌のことを考えていて

連絡取れないもどかしさに

なかなか寝付けなかった...


そのせいで授業中寝ちゃうなんて

もうすぐテストだっていうのに


「...最悪」


「は?なにがだよ」

「あっ...ううん、こっちの話」


目の前で隼人は「意味わかんね」と

不服そうに口を尖がらせ

あたしを見た



隼人は唯一の小学生のころからの同級生で

特に仲が良かったわけじゃないのに

気が付けば小・中・高と同じなのが

あたしたち2人ということで


知らぬ間になんでも話せる男友達になっていた