自分でも思う。


まったく、面倒な恋をした。と…


そして、自分はこんなにも面倒臭い奴だっ


たのかと…


「来ない方がいい。」


それは、遠まわしに「来るな。」


と言っているのだろうか。


そう思うと、かなりショックだ。


そう思いながら歩いていた時…


「おねーちゃんっ。」


「え…」


そこには強面の男が3人。


「可愛いね。あ、しかもその制服って超名門


校のじゃーん!」


「やっべー。女子高生萌えるー」


何を言ってるんだろう…この人たち。


「私、急いでるんで…」


私は、先を歩こうとする。しかし


「あー、ダメダメ。ちょっとさ、協力して欲


しいんだよ。」


手首をつかまれる。


「バイト代も出るし、結構いい仕事なんだけ


どー。」


「いいです…」


「えー。聞こえないなー」

手首に入る力が強くなる。


周りの人は助けてくれない。


みんな素知らぬ顔で通り過ぎていく。


助けてっ…


その時。


後ろに引っ張られ、抱き寄せられる。


「俺の女に、なにしてんの?」