涙が溢れて止まらない。


「羽咲さん…」


綾菜ちゃんが背中をさすってくれる。


会いたい、よ…


早く迎えに来てよ、宇佐木さん。


あなたがいないと寒いよ。


あなたのぬくもりが欲しいよ…


「…私が、いますから。」


「!」


綾菜ちゃんは私を抱きしめる。


「な、んて…!」


私は綾菜ちゃんを抱きしめ返す。


「ありがとう…綾菜ちゃん。」