私が須藤さんの顔を凝視すると…


「なぁに?俺の顔に何かついてる?」


「あ、いえっ!」


「ふーん」


すると須藤さんはいきなり立ち止まった。


「え…?」


須藤さんの顔がすごく近くなる。


「羽咲ちゃんってさ。可愛いよね。」


「!」


顔が熱くなる。


「顔真っ赤。その顔そそる。」


さらに恥ずかしくなる。


「あははっ!冗談だよ。でも、可愛いってい


うのは本当。」


「もう!」


なんか、大人の余裕があるっていうか…


大人らしさの中に、あどけなさが残る感じ


だなぁ…


でも、


やっぱり、宇佐木さんじゃないとときめか


ないや。


良かった。


「あ!ここら辺で大丈夫です!」


「本当?」


私は家の近くの公園で別れを告げる。


「ありがとうごさいました!」


「うんん。コチラこそ!案内ありがとね。」


「いえ!じゃあ、失礼します。」


私は家に向かって歩き出す。


須藤さん、いい人だったなぁ…


そう思っていたその時…


いきなり腕を引かれ





























キス…


された…?