「じゃあこの話は終り!!自己紹介してもイイ??」

「えっ!?帝斗君って美空と会ったこと無かったっけ!?」

「そうだっけ?てっきり帝斗は美空と知り合いだと思ってた!」

意外な顔をしてあたし達をみるバッカプル2人。

「勝手に知り合ってることにするな!」

「ごめん帝斗!美空、こちら池平帝斗(イケヒラテイト)!俺と一緒のサッカー部!!」

優也が帝斗を紹介する。
「池平です!帝斗でいいから。よろしく!」

「こちら、小西美空!あたしの大事な親友♪優也の幼馴染みでもあるんだよ♪♪」

結菜があたしを紹介する。

「小西です。普通に美空って呼んで。」

「な~んか、こっちのほうが合コンみたいだよ~」

ニヤニヤした顔であたしを見る結菜。

それをにらみ返すあたし。

そんなことをお構いなしに、結菜は優也の元へと体を向けた。

「優也~!せっかくだから、このまま遊びに行こうよ~」

「それいいな!行こうぜ!」

スクッと立ち上がる2人。

「じゃあ。デートしてくるんで。あとは2人で仲良くね?」

あたし達に背を向ける2人。

「ちょっと!結菜!?優也!?」

焦るあたし。

初対面の人と2人っきりなんて、絶対無理!!