「学校の方にはもう報告したのか?」
「いえ、まだ。お許しを頂いてからと思ってましたので」
「しかし、生徒だった時から付き合っていたなんて報告はできんだろう。泰葉だって教師になったばかりなのに」
「はい…それなんですがー…」
「あら、黙っていればいいのよ」
「「!」」
そう言ったのは、お母さん。
「何も正直に言わなくていいのよ。泰葉が高橋先生に片想いしてて、再会→結婚で。嘘も方便よ」
ふふふと笑いながら言った。
「まぁ…そうだな。そうしろ」
「そうですね…そうします」
「さぁ、この話はこれでおしまい!夕飯食べましょ?用意するわ」
お母さんは手を叩くと、立ち上がり台所に行った。
「俺はトイレに…」
同時にお父さんも出て行った。



