「あいしとんで」
小さく呟く先生の横顔は
凄く…凄く
遠く見えた
きっとこの横顔はもう見られなくなるだろう
このレプリカの栗も紅葉も
きっと忘れてしまうだろう
俺はこんな奴を愛したのかって後悔する日が必ず来るだろう
目を細くして見つめる私。
きっと嫌な顔してるんだろうな…
きっと醜い顔してるんだろうな
細くした目がまた少しずつ視界を閉じて行く
私はこうしてきっと死ぬのだろう
「愛菜、寝るんか?」
目を瞑る私は先生の顔を見れずに遠い声に少し頷いた
「おやすみ」
優しい声が私を包む
ちょっと冷たい手が頬を優しく触るのがわかった。


