大きな青空の下で君を見つけた

私は、どうすればいいのか自分でも分からなくなっていた。



奥本先生のところで、病気を診てもらいながら私の世話もしてもらうことを考えると、先生に負担をかけてしまう。



それなら、先生の言葉を信じて先生と一緒に暮らすことを考えた方がいいのかもしれない。




だけど、また裏切られたら…。




そういえば、何で私はこの人に対して裏切られることが怖いんだろう。




こんな人、どうでもいいはずなのに。





でも、不思議とこの人の瞳に嘘や上辺のような優しさでそんなことを言ってるようには思えなかった。




さすがに私にも、人の心理を理解する力は残っている。