「これだけやってて、中間の時のような点数だったら逆に驚きますけどね。




救いようがなさすぎて」








「先生!?」








今日は会議だから遅れると言っていた先生が戻ってきた。











ほらね?






相変わらず嫌味ったらしい所とか全然変わってないでしょう









だから私の方もつい⋯⋯











「心配されなくても、今回は50点ぐらい取れそうなんで大丈夫ですよー!」









って言い返してしまうんだ。










「ほぉ?言ったね、







前よりめちゃくちゃ難しいけど。」








「えぇ!?


そ、それは無理ですよ!」








前回でさえかなり難しくて苦戦したのに⋯






私の言葉に続いて咲も







「うわ、まじで!


赤点続出すんじゃん」





と、口を開いた。











「冗談だよ



けどまぁたとえ、そういうテスト作ったとしても赤点は君らだけですむと思いますよ」





「うッ⋯⋯


それはたしかに⋯⋯」






ありえそうな話だ⋯⋯







「先生って意外と性格悪いんすね」








さきは少し口を膨らませて言った






「そうですか?」