次の日になっても、私の頭はまだ混乱していた。







先生好きになるとかありえないって自分で言ってたのに⋯⋯!









入学式のとき、先生に興味をもってたむろっていた女子を変わってる人たちだな⋯って本気で思っていた







はずなのに⋯⋯







私はみずから、変わってる女子達に混ざろうとしているってこと!?









ない!ないないない。









先生のどこがいいのよ。

あんな適当で自分勝手でいつでも気だるそうな顔してるあの人のどこが!?








そうそう、あの人に対してなんて悪口しか出てこないよ








悪口しか────








でも────


ほんとは優しかったり、人をバカにはするけど、ちゃんと考えてくれてたんだって知った時は、








少しだけかっこいいと思った。









しかも⋯あのルックスだし⋯⋯。









あーーー!もう考えるのやめよう!



変に意識しちゃいそう








ちゃんといつも通りでいなくちゃ。


鷹原先生のことなんて、なんとも思ってないんだから。