「えっ待ってよ。気になる!

そこんとこ詳しく!!」


って⋯⋯そんな上手く行くわけないか。


「⋯なんで⋯」


「ん?だって先生イケメンじゃん!」


それ、関係あるかな⋯?


あ⋯そういや咲はいつもイケメンの話しになると何かと食いついてきたな⋯。



「ほんとにご近所なだけだよ?」



⋯⋯おもったよりも近かっただけだけど



「えっー?


じゃあもっと早くウチに言ってくれれば良かったのに」




「だって昨日初めて会っ⋯⋯」




「初めて、なに?」


近所なのに昨日初めて会ったとか怪しすぎるよね。


ここはせめて⋯


「昨日初めて話したの。

ほらっ!同じ学校でしょ?色々聞こうと思ってさ!!」

嘘つくのにこんなに体力使うんだ⋯

力がこもってたから少しわざとらしくなっちゃったかな。


「ふーん。

まぁそこまでタイプじゃないからいいけど。」


「タイプじゃないんだ。」


「ウチはね?

メガネの真面目系男子が好きだからさ!」


また自分と真逆なとこ狙ったね⋯

絶対釣り合わないと思うな⋯それ。

「けど他の女子達はかなり燃えてるらしいよ。

みんな3組におしかけてきてたし。

付き合ってみたいって必死なんだって。」


「ふーん⋯。」


先生と恋愛ね⋯。

あほらしいな⋯上手くいくわけないのに。



あっでも、あの先生なら誰でもウエルカムって感じだけど。