「はー……ホント面倒くせー奴」
「はあっ!?それどういう」
「ねー‼」
琥侑に反論しようとした時、突然あたしと琥侑の間に君臨してきたアジアンちゃん。
なっ……!?
「あなた……名前は?」
てっきりアジアンちゃんは琥侑と話すんだと思ったから、それがあたしに向けられて一瞬驚いた。
「え?姫瑚……だけど……」
「そっか姫瑚ちゃんかー!アタシは智紗」
二カッと爽やかに笑うアジアンちゃん、もとい智紗ちゃん。
笑うと何だか……子供みたいに可愛らしい。
「智紗ちゃんっていくつなの?」
「ん?15、だけど……」
「えっ15歳!?」
って事は年下じゃん‼
てっきり同い年か、年上かと思ってた!
「まさか……中学生だったり、とか……?」
「うん。そーだよ?中3」
へー、すごい‼


