「おーい君らー。お姉さんに見せ付けたいのはわかるけど、こんな所でイチャつかないの」
完全ににらめっこ状態だったあたしたちを呆れたように眺める巫女さん。
「「イチャついてないから!!」」
「いやいや。ハモってるとこからして、イチャついてるから」
腕を組みうんうん、と一人頷いている巫女さん。
……この人絶対人のハナシ聞いてない。
「もう行こ、琥侑」
「おう」
琥侑もあたしと同じことを思っていたのか、巫女さんにかなりしらけた視線を送っている。
「じゃあさようなら」
「まいどー♪」
冷たい態度のあたしたちを物ともしないキラースマイルの巫女さん。
なかなかの女ですな……巫女さん。
肝が座ってる巫女さんとはおさらばし、あたしたちはまた長ーい階段に向かうのだった。


