だから、お前はほっとけねぇんだよ


「……琥侑は?」


あたしはわけが解らず、ゆっちに聞く。



「あー……うん、呼び出されて行ったよ」



明らかにゆっちは苦笑いしてる。



「それは……」



ただの用事の呼び出し?

それとも、愛の告白をする呼び出し?



「まぁ……佐賀里くん、モテるからね」


「っ!?」



ゆっちの言葉にあたしは口をあんぐり開けた。

……本日2度目。



ま、まさかそんな……


そりゃ琥侑はありえないほど格好良いけど。

モテるのは無理もないけど。



「どうしよ……」



もしすっごい可愛い子に告られちゃったら。


琥侑だってオトコだし、

もしかして休み明け早々破局とか……!?



あ゙ー

考えれば考えるほど悪い方向へいっちゃうよー‼