だから、お前はほっとけねぇんだよ


「ううん、うちらも今来たとこだし。ね?姫瑚」


「あ、う……うん」



同意を求めてくるゆっちに、あたしは慌てて返事を返す。

そんなあたしをシラッとした眼で眺める琥侑。



「……?なに、琥侑」


「……別に」



ツンッと鼻に付くもの言いの琥侑。

そんな刺々しい琥侑の態度に、あたしは頭でカチンとゴングが鳴る。



「アンタ、その態度なに!?」



キッと強気で琥侑を睨みつける。



「……は?別にいつもの事だろ」



不思議そうにあたしを見下ろす琥侑は、明らかに面倒くさそう。


むうー
何か朝と全くキャラ違うんですけど。



ふと、横を見ると相変わらずラブラブのゆっち達。



「ゆっち浴衣似合うね」


「そーかなぁ?」


「そーだよ!ゆっち可愛い‼」


「嬉しい……ありがとぉ」



……何この差。