『好きな奴としかキスしねぇんだよ』 昨日の琥侑の言葉。 思い返すたびに鼓動が弾んで、頬が緩む。 夢みたいな、瞬間だった。 この切なくて、嬉しい気持ち…… 絶対忘れたりしない。 ううん、忘れたくない。 ……あたし、琥侑の彼女になったんだ。