「へ……?」
あたしは琥侑の言葉をうまく理解できず、首を傾げた。
そんなあたしに、溜息混じりに琥侑は言う。
「飲み物買いに行くって出て行かなかった?」
「そっ、それは……」
『逃げる為の口実だったから(はぁと)』
……なんて言えなーいっ‼
「何か二人の様子が気になって……つい」
うまく誤魔化す為に、あたしは「ね?」と言って作り笑いをした。
……すると、琥侑は急に黙りこくる。
「……?こう?」
恐る恐る名前を呼んでみるけれど、返事が返ってこない。
「……本当はアイツだけが気になってたんじゃねぇの?」


