*****
ビーサンをベタベタと音を鳴らせ、あたしは二人のもとへと走る。
「やばいよぉ~っ!」
もしかしたら……
けんかとか、殴り合いとか(あっ、どっちも一緒か)なってたりするかもー‼
「あっ‼‼」
人込みの隙間から小さく見えたのは、パラソルの下に座ってる琥侑らしき人。
い、居たぁーーー‼
「こーうっ!」
あたしが大きな声で名前を呼ぶと、パラソルの人物は顔を上げた。
やっぱり琥侑だ!
「はぁ、はぁ……こ、琥侑……」
ぜーぜーと息を切らしてあたしが琥侑の前に立つと、琥侑は少し驚いた様子。
「おまっ……大丈夫かよ」


