*琥侑side* ヒメが飲み物を買うために俺たちのもとから離れて数分が経った。 ……相変わらず俺たち二人は、睨みあったまま。 「……佐賀里、お前は姫瑚が好きなのか?」 先に言葉をこぼしたのはヒメの幼馴染、天野。 「あ?何言ってんだお前」 「……好きなのか?」 再度、天野は真剣な眼で聞く。 ……もうすぐ真上に昇る太陽が、じりじりと肌を焦がす。 奥西とナツの二人が海でイチャついているのが横目で見える。 「……俺は」