GUILTY of JUSTICE TARGET NO-01

「確かに、こいつの能力は認める。けど、なんでコイツなわけ?」

炎道が率直な疑問をぶつける。

「は?大体ね、落ち着きがないのがいけないから!」

なんで、こいつといると私はむきになるのか・・。

「はぁ?何だ偉そうに!ざけんなペテン師!」

湖坂は私達のやり取りを見てため息をついた。

「あーあ、始まった。」

ジークがほほえましい様子で湖坂に言った。

「お互い認め合っているんでしょう。」

「だな。」

私と炎道の言い争いはそのあとも十分くらい続いた。

「もういいだろ、二人とも。」

湖坂が止めに入った。私は完全に炎道を無視してやった。

「はじめっからこれだと、先が思いやられる・・。」

ため息をつく湖坂に対して炎道は能天気に質問する。

「なぁ、ギルジャスは五人いねぇと成り立たねぇんだろ?」

ギルジャス?・・あぁ、GUILTY of JUSTICEの略か・・。

「まぁ、難しいでしょう。」

ジークは首を傾げた。

「あと一人かぁ~。そんなに単純にいるのか?乙浪、お前の方はどうだ?」

「一人、いないことはない・・。ちょっと興味深いやつがいる。」