GUILTY of JUSTICE TARGET NO-01

カランカラン・・・・


私が入ってきた時と同じようにベルが響く・・。

「お帰りなさいませ。」

ジークが微笑んだ。炎道の第一声は・・

「なんで、神崎がいるんだ?」

ん?待ってこんな重大なこと相談してなかったの?

馬鹿じゃないの⁉

「兄貴、喜べ、新メンバーだ。」

湖坂は笑いながら言う。

「はぁぁ?お前、ちゃんと説明しろ‼」

すぐにパニックになる炎道。

ですよねぇー。私でもそうなる。

「まぁ、落ち着けって兄貴。」

確かに落ち着きがない。

二人を並べて比べてみるとその差は明らかだった。

しかし、顔と体形、声だけは見分けがつかない。

ほんとに双子なんだ。

苗字が違うのは不思議だけど今は聞かないでおこう。

いつか、彼らから話してくれるのを待とう。

私が首を突っ込む権利なんてないし・・。

そうこうしているうちに湖坂が説明をし終えたようだった。