確かに、そんなニュアンスの事を言っていたような言っていなかったような…。
『良かったわね。
昔から、風花は湊くんにピッタリだったじゃない』
昔を思い出したのか、そう言いながら笑ったお母さんを、少し顔を赤らめながら睨みつける。
湊さんにピッタリくっついてたのなんて、私ですら覚えてるのに…っ‼︎
人に言われたら、逆に恥ずかしいに決まってるでしょ。
そう言えば、お母さんにバイト先、湊さんのところだって言ってないけど…。
まぁ、良いよね?
なぜかルンルンで皿を洗っていたお母さんの横から、食べ終えた皿を置いて二階にある自分の部屋へと向かう。
『ちゃんとお風呂入りなさいよ〜』
下から聞こえてきたお母さんの言葉に返事を返して、自分の部屋のドアノブを回して中に入る。
『シフト表…どこにいれてたっけ⁇』
暫くの間シフト表を、スカートの中や落ちてないか探してたんだけど…。
まさかのカバンの中に入っていて、安堵のため息をつく。
なくしたら、大変だし。
壁にかかっているカレンダーと、カバンの中に入っていたシフト表をみてため息をついた。



