鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!




怪訝そうに眉をひそめたみっちゃんから逃げるように、入ってきたお客さんに声をかける。




『そう言えば、明日は大丈夫?』



みっちゃんの言葉にさっきまでの出来事を思い出して、思わず分かりやすく反応してしまう。



『その様子を見ると、大丈夫そうね?
明日、文化祭が終わったら話聞かせなさいよ』



ニヤッと笑ってそう言ったみっちゃんに、余計に顔に熱が集まっていくのを感じて、慌てて顔を反らす。


みっちゃん、こんな話好きだし…弄るのがうますぎだから!


顔が赤くなるのなんて仕方ない!



『あと少しで閉店だし、今日はシフト入ってないでしょ?』



何か企んだようにそう言ったみっちゃんに、一応頷く。


『誘ってみたらどうかしら?
今日、一緒に帰ろうって』



『……え⁉︎』



いやいや、何言ってるのみっちゃん。

明日文化祭回ってくれるのも奇跡だよっ?
なのに、一緒に帰るのはさすがに押し付けがましいというか…。


調子乗られても困る…とか思われそうだよ?