鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!




『俺は坂田圭。大学2年生だけど、遠慮せずに話しかけてこいよ』


坂田圭さんはどこか湊さんと似てる雰囲気の人。怖そうな口調とは違って、優しそうな人かな?



『僕は新川空です。高1ですけど、よろしくお願いします』



礼儀正しくそう言って頭を下げた新川空君は、顔をあげると、私を見て微笑む。



1つ、言ってもいいかな…⁇



私、こんな可愛い子始めてみたッ!


新川空君は、身長は私と同じくらいだけど、女顔で本当に可愛い。



女の子って言われても、絶対わかんないよ!




『……斉藤昴。高2』



興味なさそうな、だるそうなそんな声が聞こえてきた瞬間。



新川空君から、斉藤昴と名乗った人に視線を向ける。




『えーと、もしかして斉藤君?』



『……お前…真白か』




私の言葉に、私の方を向いた斉藤君が、少し驚いたようにそう言う。



『あれ? もしかして昴と風花って知り合い?』




そんな私達を見てそう言った湊さんは、丁度良かったと言って笑みを浮かべる。




待って、湊さん。


私、今ものすごく嫌な予感がするんだけど…‼︎




『なら安心して任せられるね。


風花、昴が君に色々教える担当だから、仲良くしてよ?』



私の好きな、優しい笑みを浮かべた湊さんは、私の予感通りの言葉を放つ。




やっぱり、そうなっちゃうよね…⁇



チラッと斉藤君を見ると、何を考えているのかわからない表情を浮かべていて、思わずため息をつく。



『これ、制服だから。
あの部屋で着替えてね?』