鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!




まさかここに来て一番初めに湊さんに会うとは。

心の中でホッと息を吐いて、湊さんに笑いかける。



『じゃあ、風花。

他のバイトの子と、風花の…まぁ、会社で言う上司みたいな人を紹介するから、ついてきて?』



そう言って、中に入っていった湊さんの後をついていく。



確かに、お客さんが居るって言っても、まだ早い時間だもん。


私と同じ時間のバイトの人達はまだ出てないのかな?





お昼のバイトなのか、フロントで飲み物やら料理やらを作っている人達に頭を下げながら、奥に進んでいく。




『この部屋が、従業員の着替えるところと荷物置くところだから、ちゃんと覚えておいてね?』



もちろん、更衣室は男女分けられてるから安心して。と付け加えた湊さんに頷く。




『新しいバイトの子きたから、みんな集まってくれる?』




湊さんの言葉に、中にいた数名が集まってくる。


『じゃあ、自己紹介していこうか』



湊さんにそう促されて、左側の人から自己紹介を始めることになった。