鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!




…と言う感じの経緯で、私は湊さんのところでバイトする事になりました。





『みっちゃん、また明日ね‼︎』



バイト先のカフェを目の前に、みっちゃんに手を振る。



でも、これだけは誤算だったんだよなー…。



まさかみっちゃんと途中で分からないといけないなんて、考えもしなかった。




軽い溜息をつきながら、湊さんの経営するおしカフェを見上げる。



…うん。湊さんらしいや。



お洒落な雰囲気のこのカフェは、中々人気があるらしく。

窓から、お店の中にお客さんが居るのが見える。




『えっと確か、裏口だったよね?』


裏口裏口…と呟きながらお店の裏に回り、見つけた扉を軽く押して、ゆっくりと中に入る。




『風花⁇ やっと来たね』



いらっしゃい、と。

店に入って固まっていた私を見つけた湊さんが、いつもの安心する笑みを浮かべてそう言った。




『湊さん…‼︎ えっと、こんにちは』