鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!




みっちゃんが私の言葉に頷いたのを見て、思わず呆気に取られてしまう。



『みっちゃん、絶対反対すると思った』



『反対だったわよ?


でも、オーナーが湊さんだもの。
反対する事なんて何もないじゃない⁇』




私の言葉に、笑みを浮かべながらそう言ったみだちゃんを見て、湊さんを思い浮かべる。




湊さんは私の家の隣に住んでいて、年は分かんないけど、最近大学を卒業してた。



高校の間に、卒業式をみっちゃんと見に行ったから、それは確か。




かっこよくて、でも怖いわけではなく。
どこか、優しい雰囲気の湊さんに、私が懐かない訳がなかった。




親が友達だったから、小さい頃からいつも遊んでもらってたし‼︎





今回のバイトは、確かに制服は可愛いし、賃金もそれなりだったけど。


何よりの決め手は、オーナーが湊さんだったって事だもん。




足りないからバイトしてくれないか? なんて、湊さんにお願いされて断れるわけない!