「しず、それって一年?二年?三年?」
あーちゃんはいつの間にか隣の机に座って私に問いかけた。
多分、背とかでわかったから・・・
「一年、だと思う」
私はうーんと言いながらあーちゃんに言っていた。
こうゆうとき、頼ってよと言うように悩みを解決させてくれるあーちゃんって好きだなぁ・・・。
「じゃあさ、一年棟に行ってみる?」
「え」
私は顔を上げ、あーちゃんをじっと見つめる。
こうゆうときのあーちゃんの発言って本当、羨ましいんです。
「会いたいんでしょ?なら、・・・・・・なんでもない。まーさ、行こうよ。マドンナから来てもらうなんて男子は本望でしょ?」
「うん、行く」
私は、こうゆうときのあーちゃんの発言は止まらない、そうわかっているから。
ここは嫌でも承諾しないといけないとわかる。
「よし、昼休みにいこっか」
「うん・・・(行く気なんだ・・・)」
裏でそんなことも思いながら、五十分×4を耐えて、ご飯も食べて。
いざ、出陣!と、いう形で一年棟へ行った。


