うーん、今朝の子。
やっぱり、気になるぅ~・・・。
けど、人のことさぐっちゃいけないし・・・
だけど、なんだか、つまんない人生に風が吹いた感じ?
しばらくすると、誰かが来て、机に寝そべっている私の頬を人差し指でつんとされる。
「しず?どうかした?」
私は寝そべっている身体をよいしょと座らせ、机の前にいる子を見る。
私の前にいるのは私の大親友の新西朱音!(しんにしあかね)
一年生からの付き合いだからまだまだって感じなのだけれど、自慢の親友!!
いつでも相談とかに乗ってくれていてほんと優しいし、癒しキャラ!
「あのね?今朝、ぶつかったの」
「あはは、しずはドジだから誰かとぶつかっちゃったのね」
と、あーちゃん(朱音)はクスクスと私をみて笑っていた。
まぁ、笑われるのは想定内だったけど。
「もう一回、会いたいって思ってるでしょ」
ふいに思っていたことを当てられ、身体がびくっと反応する。
ななな、と言葉を詰まらせている私を再び笑いながら、説明していった。
「だって~、顔に書いてたもん。”会いたい”って」
私ってそんな顔に出るタイプだっけ?そうだったっけ?
「まぁ、会いたいっちゃ会いたい・・・かなぁ」
「へー?」
いつも私のおもちゃのあーちゃんは少し照れているであろう私をにやにや見ていた。


