駅の所で一輝君と別れた。
なんでかというと、本屋にようがあったから。
と、言っても本を探すだけ。
こんなところで一輝君を待たせたくないから、とか私なりの考えもあって。
私は本屋に入るなり、あるコーナーを探した。
それは”料理雑誌”の所。
私は料理の大の苦手。
ほんとにお母さんとかお兄ちゃんに迷惑をかけてるからちょっとくらいできないといけないしね!
「あ・・・」
私はある本に目がいった。
”彼氏を喜ばす料理集!”
なんだか、これを取ると周りの人とか店の人に「リア充かよ」って思われそうだけど、こうゆうときの私の顔とかって役に立つのよねぇ。
本を手に取り、中身がどんなのかをぺらぺらと捲る。
書いていることは本当そうだったので。
「お買い上げ、ありがとうございました」
買ってしまった。


