「一回言ったからもう言わないけど」 えぇえ...? 「れおちんのケチー」 先に歩き出したれおちんの後を追って駆け寄ると、脇腹を肘で小突く。 もう一回言ってくれてもいいのになぁ。 「ケチで結構」 「...ふーん? まぁ、れおちんもかっこいいけどね」 ふふっと笑って走り出す。 言ってしまった。 「え...っ?」 後ろからは、そんな拍子抜けたような声が聞こえた。