「俺はずっとあんたのこと恨んでた」 「...そうだよな。ごめんな。こんな形になってしまって...」 「だけど──」 ギュッと私の手が握られる。 ......れおちん? 「羽南に出会って、感謝してもしきれないほど救われた」 「...れおちん」 「俺は羽南と生きていく」 その言葉にブワッと目が熱くなる。 私も......れおちんと生きていく。