「はなりーん」 「あっ」 れおちんの声で我に返る。 「ありがとう」 自然と口角が上がる。 「どういたしまして。はなりんが嬉しそうで俺も嬉しいよ」 「れおちんが嬉しいなら私も嬉しい」 ガラスのドリンクサーバーを買って、楽しみがひとつ増えた。 「れおちん、一緒にお酒作って呑もうね」 「そうだね。早速お酒作る材料買おうか」 「買う買う」 差し出されたれおちんの手を握るとお店を出て歩き出した。