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正直、失笑しか出なかったけど。



両親の口から出た最初の言葉は、『どちら様?』って、そりゃ当たり前か。


それで、一緒にれおちんと住み始めた過程を説明していったの。


案の定、怒鳴られたよね。私が。


れおちんに対しては、なぜだかとてつもなく優しかった。


何で私だけものすごい勢いで怒鳴られなきゃならなかったのって今更ながら思うけど。


それでも、両親から心配されてたんだって実感した。


『零央くんが優しい子だったから良かったものの、うちの羽南が軽率でごめんね。羽南は、よく考えてから行動しなさい』って、お母さんから。


お父さんからは、『零央くんは体調大丈夫かい? 何かあったらすぐ頼るんだよ』って。


ほとんど、れおちんに対する心配だったけど。