中はあったかい…よかった!腹の調子もどんどんよくなる。



白い床が透明に思えて少しゆっくりあるいてしまう。たかいところみたいでちょっと背中がそわそわする。

あ、さっきはいなかったけど受付に人がいる!ここで待たされたら泡吹いて死ぬかも…


名簿を早速みる。

『ここね』っていう名前を探す。漢字には弱いから『ここね』が平仮名なことをねがう。



残念。俺のクラスに『ここね』はいない。



「なになにかざね、心音ちゃんさがしてんの??」
「は?」
「特別に心音ちゃんの苗字を教えてあげよう。あぁ、仕方ないなあ。お前どうせ心音ちゃんの漢字すらしらないだろー?」
「ばかにすんなよ(笑)」
「なんだよー(笑)フフッフルネームは」
「ゴクッ…」
「三門 心音。漢字はこれね。あっ。」
「あああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「同じクラスやん。かなり目にやばすだね」
「これはやばめ」




そんなテンション上がりきったなかで教室へ。
今思えばデカイ男二人が誰もいない廊下をスキップしていたら恐怖しか感じない