「…あー、もうそれに関しては諦めてるからいいよユウ。 何もリスクがないのにこの人に写真持たせてままにしとくのは不安だし」 「だって。お嬢様の許可も貰ったし、いいよね?」 「………お嬢様がそう言うなら、」 抵抗をやめた私を、生徒会長が視界の隅で面白そうに眺めた。 それに気付いた元ヤンが「どうしました?」と声を掛ける。 「ちょっと良いこと思い付いてね」 にこっと爽やかそうな笑みを浮かべた生徒会長は、そのまま続けた。